鈴の音


私の鈴の音は

私が今ここに存在している 証の鈴です


音が 大きくなれば

私は人に認められている、必要とされている

小さくなれば

人に認められていない、必要とされていない


存在している意味がないと 鈴に下され

音がなくなり


私は消えます


私の鈴の音は

最近 なくなりつつあります


ねぇ、 私は今ここにいますか?

あなたに 私の姿は見えていますか?


私の鈴は あと 何回鳴らすことが できるかな

あと 何回鳴ってくれるかな


ねぇ、 私は今 ここに存在していますか?

あなたに 私は見えていますか?


私の鈴の音は

私が今ここに存在している 証の鈴です


音がなくなれば

大きな鈴の音を1回鳴らし


私は消えます



 ちょっと病んでるときに自分の鞄の鈴の音を聞きながら踏み切りを毎日渡っていたらこんなの↑ができました。
 最初は物語にしてみようと思ってくるくる考えていたのですが・・・。出来なかったのデス。そのため結局、詩になりました。
 本当は鈴の画像を入れたかったのですが見当たらず、てか力つきました…。
2006/3/27 萱野惟
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