<・・・後半>
どうしよう。答えてくれなかったら。
これは「夢」じゃない。
どうしよう!!!・・・・・・。
私は無意識に叫んでいた。
「ファー!!! ファー!!! 助けて―――。。。」
私の悲痛な叫びに 返事は。
返って来ない。反響さえしてくれない。
『無音』の返答。
「イヤァ―――――――――――――!!!」
私は泣き叫んだ。
もう苦しくて、どうしようもなくて。
涙が・・・・・止まらない。なんでかな。。。
私は やっぱり まだ涙が流れていたけれども、 何かふわっと声がしたような気がした。
あ、また。
今回は ハッキリと。
「どうしたの?大丈夫だよ。」
とても暖かい、心地好い声がする。
声を聞いて安心したのか、私は言葉を発した。
「どうしよう。消えちゃった。壊れちゃった。何も無くなっちゃったよ。。。」
泣きながら、それでも精一杯 言葉を発していた。
「だから、大丈夫だよ。」
この声は、フェシャアの声。私はやっと わかった。
「大丈夫。ここも 私も 元には戻れないけど、私は無くなるわけではないから。」
私は” 不 思 議 ”という顔をしていた。
「ここは”現実”ではないから。私はシェアが作ったのだから”無くなる”わけではないよ。」
瞬間的に また無音になった。
えっ! まって・・・。
私は急に 体が「ガクッ」と揺れたような衝撃を感じた。
『お待たせしました――――――。天そばザルでお待ちの方は・・・?』
『あ―――、そっちです。』
カタンッ
『お待たせしました――――。』
『・・・・・・』
『桜、私たちの まだ来てないけど、先に食べてていいよ―――。』
『桜〜?』
私の名前が呼ばれていた。
「あ・・・!うん。 いいの? では お先にv」
さっきのは 何だったんだろう・・・。
また・・・・・・やったかな。(苦笑)
私の一生が一つ・・・・・終わった。
ズルズルズルズル
でもまあ、このそば・・・・・・おいしいから いいか。
(終了)